昨今のSEOにおいて、ユーザーの滞在時間は非常に重要視されている要素のひとつです。
ざっくり言うと「読者の滞在時間が長いということは、読者が知りたい情報をしっかりとまとめているんだよね」とGoogleが認識し、記事の評価も上がるということです。
そして今回、リード文にある箇条書きにページ内リンクを設置した結果、ユーザーの滞在時間が減少したというお話です。

ちょっと何言ってるのかわからないです…
ですよね笑。ではページ内リンクをおこなった経緯、その結果を詳しく解説していきますね

この記事を読むことで、ブログ運営において分析は非常に重要だということがわかります。
ページ内リンクを設置しようと思ったきっかけ
ブログのリード文によく使われるパターンとして「記事の内容を箇条書きで書く」という方法があります。

上記の赤枠で囲った箇条書きはリンクになっていて、クリックすると記事内の設定された場所に飛びます。
これを「ページ内リンク」と言います

この箇条書きに付いているページ内リンク、以前は設定していませんでした。
ページ内リンクを設定するきっかけとなったのは「Clarity」という分析ツールを使った結果、非常に多くのユーザーが「この記事でわかること」の箇条書きをクリックしていることがわかったからです。

3人に2人は「この記事でわかること」の箇条書きをクリックしています。

Clarityって何?という方は、この記事を見てね
何も起きない部分をクリックしていることを「デッドクリック」と言うのですが、ユーザーにとってデッドクリックはストレスになります。

確かに「これリンクじゃないの?!」って思った経験あります
ユーザー目線を考えると、リンクに置き換えてあげたほうがいいですよね

基本的にデッドクリックがあまりにも多い場合は、改善をしたほうが良いとされています。
そのためページ内リンクを設置し、ユーザーが知りたい情報をすぐに見られるようにしました。
ページ内リンクを設置したら滞在時間が減少
「この記事でわかること」のデッドクリックをページ内リンクにして、ユーザーがすぐに情報を見れるようにした結果、以下のような結果となりました。


ページ内リンクを設置したほうが、滞在時間が12秒減ってる!
もともと滞在時間1分20秒だったものが、1分8秒に減りました。
「ページ内リンクを設定したら、滞在時間が減るのではないか」と思っていたので「予想通りだった」という結果ではあります。
それにしても約15%も滞在時間が減ってしまったのは、SEO的に悪影響な気がしちゃいますよね…

リード文の離脱率もチェック
滞在時間は減少してしまったけれど、デッドクリックが無くなったことでリード文の離脱率は減った(改善した)のではないかと思いました。
リード文は本文を読んでもらうために存在していますからね

そこでページ内リンクを設置する前(改善前)と設置後(改善後)のリード文の離脱率を比較した結果が、下記のとおりです。
「数字が減る=離脱していった」ということです。







- 改善前(n=461):92.22→92.22→90.33=リンク設置前の離脱率1.89%
- 改善後(n=424):90.46→90.02→88.94=リンク設置後の離脱率1.52%
うう〜〜〜〜ん、誤差!!
想像以上に変化はありませんでした笑

「この記事でわかること」にページ内リンクは付けない
僕は今回の結果でリード文の「この記事でわかること」に、ページ内リンクは付けなくても良いと結論付けました。
理由はさきほどの結果から出た、次の2つです。
- 滞在時間が15%減少した
- 離脱率にそこまで大きな影響が無かった
今回は約500人分のデータなので、もう少しデータを取ったら多少変わる可能性もあります。
とはいえ、現状から格段に良くなるとは考えにくいのでページ内リンクは外すことを決断いたしました。
ただひとつ、この判断は「ユーザーの利便性よりもSEOを選んだ」ということになるので、あまり良い判断とはいえないことだけ知っておいてください。
こんな結論を出しておきながらですが、基本的にはユーザー目線で考えるべきです。
そして今回の結果はリード文の「この記事でわかること」で出た結果ですので、ページ内リンクはすべて必要ないという意味でもありません。
今回の結果はあくまで参考としてくださいね

結論:ブログ運営において数値の分析はめっちゃ大事
繰り返しになりますが、今回の結果と判断は僕のブログにあてはまったケースであって「最適解」とは決して言えません。
基本的にユーザー目線で考えなければなりません。が、さすがに今回の滞在時間の減少はちょっと軽視できず怖くなったというのが僕の結論です。
今回の記事は1位前後をキープしているだけに、マイナスな要素は少し怖くなりましたね…

ただひとつ、今回の結果でハッキリしたのは「デッドクリックを改善することでSEO目線で見るとデメリットになり得る可能性も増えた」ということです。
また、ご自身のブログを分析した結果「目次に設定されているリンクから見たい見出しまで飛んでるユーザーが多いから、目次のリンクも無くしたほうがいいか!」と思ってしまう方もいるかもしれませんが目次のリンクを外すのは絶対にやめてください。
目次のリンクは検索結果に表示される可能性があり、ユーザーは検索結果から目次の知りたい情報に直接飛べるようになるのでユーザービリティとしてもSEO流入としても重要だからです。

今回の結果から、本当にブログは「きっとそうなんだろう」ではなく、自分で分析することが重要だと改めて思いました。
おそらく、今回のような細かいデータをちゃんと公開している個人ブロガーはいないのではないかな(自慢げ
あなたのブログ運営のヒントになれば嬉しいです。